13 avril 2018

197-215 ファ-ブルのシメジ類 Lépistes et Tricholomes de J.-H. Fabre

197-  Tricholoma sordidum    《リユベロン地方のボニイュ辺り、1892年1月1日》 解釈: Lepista saeva (Fr.) Orton 異名: Lepista personata (Fr. : Fr.) Cke. ss. auct.,Rhodopaxillus saevus (Fr.) Maire 【和名:オオムラサキシメジ、ムラサキシメジ属】       ファ-ブルはこのキノコを Tricholoma sordidum と同定したが、当時は Lepista 属【ムラサキシメジ属】は存在せず、Tricholoma 属【キシメジ属】だけであった。現在は Lepista sordida (Schum. : Fr.) Sing. 【コムラサキシメジ】と呼ばれる。しかし図版のキノコはコムラサキシメジにしては頑丈で、肉も厚くまた色合いも異なるところから、むしろ Lepista saeva (Fr.) Orton 【オオムラサキシメジ】ではないかと思われる。       L.... [Lire la suite]

13 avril 2018

165-175 ファ-ブルのサルノコシカケ Polypores de J.-H. Fabre

165-  Polyporus picipes Fries  optim.      《1888年10月9日》 解釈:  Polyporus durus Tim. 異名: Polyporus picipes Fr. 仏名: Polypore à pied couleur de poix 【木タールピッチ色の足のサルノコシカケの意】 【和名:アシグロタケ】       ファ-ブルの同定は正確である。このキノコの真っ黒い柄がそのまま種名となっている。Polyporus durus Tim. 【アシグロタケ】 の傘は径 20 cm、通常左右非対称の漏斗形で波形に屈曲し、表面は基本的にはクリ色、中央部はそれよりもっと濃い色であり、肉はかなり薄い。下面はクリーム色、孔口はきわめて微細、4 ~ 7 個/mm、円形。柄は細く、しばしば偏在、黒色(全体あるいは下部)である。       この美しいアシグロタケは広葉樹林に春から秋まで見られる一年生のキノコである。 ... [Lire la suite]
18 février 2018

145-152 ファ-ブルのきのこ

145-  Morchella vulgaris     《1888年4月20日、エーグ川の沖積土》  解釈: Morchella esculenta (L. : Fr.) Pers. 仏名: Morille 【モリーユ】 【和名:なし、マルアミガサタケの近種】         傘は通常ゆるやか円錐形か卵形で、高さ 3 ~ 10 cm、幅  3~7cm、中空、色はとても変化に富む。肋脈は白色あるいは灰色、曲がりくねり、厚く、褐色や黄土色あるいは黒色の不規則な蜂の巣房を取り巻く。老いると時には全体がさび色かがかることもある。柄は白色、ぬか状、空洞、不恰好、基部はふくらみ縦溝がある。       春のキノコであるこの種は、しばしばニレ属、トネリコ属の林内にかなりよく見られる。食用のとても味しいキノコだが、有毒物質を除去するためによく火を通さなければならない。      ... [Lire la suite]
03 février 2018

153-159 ファ-ブルのきのこ

153-  Peziza coronaria Jacquin  《ガ-ル松林、1889年4月25日》 解釈:Sarcosphaera crassa (Santi) Pouz. 異名: S. coronaria (Jacq.) Schroet.,S. eximia (Dur. & Lév.) Maire 仏名:Pézize couronnée, Pézize étoilée 【冠をかぶったチャワンタケ、星形のチャワンタケ意】 【和名:なし】       ファ-ブルが同定した Peziza coronaria (現在は Sarcosphaera crassa)にはなんの疑問もない。この種は土にほんの僅か隠れるかまたは地面すれすれの所に生育する。子嚢盤は多少とも球形、中空で内面は肥厚し、類白色である。気象条件がよければ地上に姿を表わし、のち大きな椀形でその縁は5 ~ 10 cm の星形に深裂しながら開いていく。        ... [Lire la suite]
25 octobre 2017

p.3-68 ジャン・アンリ・ファ-ブルの きのこ

ジャン・アンリ・ファ-ブルの きのこ 監修    クロ-ド・コサネル     国立自然史博物館教授     昆虫学研究所長       ファ-ブルのアルマス博物館長   著者     クロ-ド・コサネル          イヴ・ドゥランジュ          パトリック・ジョリ           ディアヌ・ドゥ・マルジュリー     同朋社(CITADELLES)出版     ジャン・アンリ・ファ-ブルのきのこは Citadelles 社から出版された。    ... [Lire la suite]
Posté par Ki-no-ko Fungi à 09:47 - Permalien [#]
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21 octobre 2017

181-190 ファ-ブルのベニタケ Russules de J.-H. Fabre

    181-  Russula adusta    《1893年3月20日描き直す》 解釈: Russula albonigra (Krombh.) Fr. 【albonigra=白黒】 【和名:なし、ベニタケ属、クロハツ節】       ファ-ブルが Russula adusta (Pers. : Fr.) Fr. 【コゲイロハツタケ】と同定した図版のキノコは、確かに左側の白いキノコの柄の下部は、ウラスジチャワンタケのような深い縦しわがあって、この種の特徴に一致する。しかしこの縦しわは安定したものではなく、図版の右側の黒いキノコにはそれが見られない。またこの特徴は時には近種の Russula densifolia (Secr.) Gill. 【クロハツモドキ】などにも見られる。       図版のキノコの傘、柄、肉の断面の著しい黒変は Russula nigricans (Bull.) Fr.... [Lire la suite]