05 juillet 2015

p.83-90 ジャン・アンリ ファ-ブルの菌学の作品 l'oeuvre mycologique de J.H. Fabre

     【83】   菌学者ジャン・アンリ・ファ-ブル!実際には、彼をこう呼んでも別に驚くことではないのだが、かの有名な大作である昆虫学の著作に隠れて、彼がキノコに興味を持っていたことはほとんど知られていないからである。いつの時代にも、キノコは人に不思議な魅力を感じさせてきた。ギリシャ・ロ-マ時代の作家達はキノコについて多くの突飛な理論をでっちあげたし、また今日でも、自分の庭にキノコが生えているのを見ると嬉しい驚きを覚える。さらに森の小道などでふと遠くにキノコを見つけて駆けつけ「ああ、ツマラナイタケだ!」と足蹴にしたとしても、それもやはりキノコに魅せられた証だと言えよう。   私達でもこうなのだから、自然に対する旺盛な好奇心の持ち主のファ-ブルが、キノコに大きな関心を持ったのもまったく当然であり、もちろんそれは幼い頃からであったとファ-ブルは晩年語っている。 ... [Lire la suite]

05 juillet 2015

ファーブルのキノコの水彩画 101-108 Les aquarelles de champignons

               【101】 【絵】ハリタケ類を組み合わせた図版、ファ-ブルの水彩画、1893年。       私達はすでに知っているように、ファ-ブルは幼い頃からキノコに魅せられていた。この魅惑は決して衰えず、彼がセリニャンに引きこもってからも、キノコの採集に最初の頃と同じ喜びを見出していた。     《セリニャンの南側の丘陵の麓、村からそれほど遠くないところに、海岸松とイトスギが交互になった林がある。そこには、万聖節* のころ、秋雨の続いたあとに、針葉樹を好むキノコ、特に Lactarius deliciosus が豊富に生える。そのキノコは傷ついたところが緑色になり、壊すと血色の涙を流す。晩秋の穏やかな日  、年少の子供の足を鍛えるには十分な距離であるが、疲れるほど遠くはないので、家族全員の気に入った散歩場所である》(7巻、「嗅覚」)。      ... [Lire la suite]
05 juillet 2015

16-22 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (1)

16 - Armillaria mellea 《1890年10月6日》 17 -   Armillaria mellea  《1890年10月29日》 解釈:Armillaria mellea (Vahl. : Fr.) Kummer 仏名:Armillaire couleur de miel 【蜂蜜色ナラタケの意】 【和名:ナラタケ  (ナラタケ属)】       この二枚の図版はかなり図式的だが、ナラタケであることがよくわかる。成長した子実体では傘はしばしば破れていて、乾燥時に採集したことがわかる。ファ-ブルは傘の詳細を簡略化して、典型的な特徴である褐色を帯びた微細綿毛を描かなかったと思われる。       ここに見られるキノコは痩せ型で、柄が褐色であり、17番の図版のつばは黄色だが16番のそれは白色であるところから、採集後しばらくたったものを描いたと思われる。      ... [Lire la suite]
04 juillet 2015

23-30 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (イグチ 1)

23 -  Boletus flavidus Fries        《1889年11月21日》解釈: Boletus granulatus L. : Fr. [=Suillus granulatus (L. : Fr.) Roussel]【和名:チチアワタケ(ヌメリイグチ属)】       この図版にファ-ブルが付けた名前は正確ではない。この種を類別した Fries と他の作者にとって Boletus flavidus はつばを持つキノコである。この間違いが何に所以するのか解らないが、一つ推測できるのは、ファ-ブルは、Quélet のフロラ (Champignons du Jura et des Vosges, supplément,1880年)を参照し、それには、残念ながら、つばのことは書かれていないのである。      ... [Lire la suite]
03 juillet 2015

p.109-113 ファ-ブルの 《 料理法 》

      【109】 【絵】二種のフウセンタケ、ファ-ブルの水彩画。       ファ-ブルの《料理法》は以前でも、現代でも、多くのインクと唾液を流させた。この《料理法》は、毎年多くの中毒事故が発生しているにもかかわらず、なお一般には間違って信じられている類のものである。     1.「壊したり、擦ったりして色の変わるキノコは有毒である」。ファ-ブルはこの断言についてはっきりと否定していない。     《壊すと青に色変りするあらゆるイグチは評判が悪い。本にはそれらを危険か、少なくともいかがわしいものと記している。その中の一つは「悪魔」の名前さえ付けられ、私達の不安を反映している》(10巻、「昆虫とキノコ」)。     2.「毒キノコは酢に漬けておくとその毒は消える」。この信仰は、昔の素晴らしいポレーの研究6... [Lire la suite]
03 juillet 2015

p.98-100 ヴォクリューズ県のSphaeriaceae についてのエセー

                【98】  ヴォクリューズ県 の Sphaeriaceae  についてのエセー         以前の研究とは違って、ファ-ブルは次の昆虫にはまったく関連のない純粋な菌学の著作を二冊発表している。     1..「Essai sur les Sphériacées du département du Vaucluse」 Annales des Sciences Naturelles,6番-植物学部門、9巻、66-118頁、6枚のカラー図版、1878年(ファ-ブルの序文には:セリニヤン、1879年10月20日と記されているが、実際にはもっと遅く発行されたものと思われる)。     2..「Essai sur les Sphériacées du département du Vaucluse」 Annales des Sciences... [Lire la suite]

03 juillet 2015

p.117-118 ファ-ブルの水彩画きのこ図版の研究

監修    クロ-ド・コサネル          国立自然史博物館教授        昆虫学研究所長    ファ-ブルのアルマス博物館長 著者     Claude Caussanel クロ-ド・コサネル、 Yves Delange イヴ・ドゥランジュ、 Patrick Joly パトリック・ジョリ、  Diane de Marjerie ディアヌ・ドゥ・マルジュリー   同朋社(CITADELLES)出版           ジャン・アンリ・ファ-ブルのきのこは Citadelles セィタデール 社から出版された。   国立自然史博物館特に館長の Jacques Fabriés... [Lire la suite]
02 juillet 2015

p.45-47 アヴィニョン 公教育と教育外教育独立のきざし

いまや確実な知識を携えたファ-ブルは、自分の進むべき分野を決めた。科学においては昆虫の行動学、つまり虫の習性の研究に情熱を傾けたが、また優れた教育者としての研鑚も同じ程に続けられていった。アヴィニョンのリセで、物理化学の教師として18年間(1853~1871)教師を勤めたファ-ブルは、こうして多くの学識経験を積み重ねていった。 ファ-ブルはアヴィニョンに任命されたことを喜んだ。それは郊外のロベルティの農家に両親や弟が住んでいたからでもあった。両親はやっとそこで落ち着いた生活を20年間送った。しかし何にもまして大きな喜びは、アヴィニョンという地中海的な動植物の豊かな生息地に立ったことである。振り返って見ると、ファ-ブルの経てきた道のりは常に雄大なヴァントゥ山が見える光り溢れた場所への回帰のためであったことが分かる。 【絵】 ヴァントゥ山、1892年10月。 ジョゼフ・エセリックのパステル。 カルパントラ、エンギャンベルティーヌ図書館。 ... [Lire la suite]
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01 juillet 2015

Russule languissante (Russula veternosa)

Russula veternosa Fr. 1838   Russule rose bonbon, Russule languissante         Basidiomycota / Homobasidiomycetes / Russulales / Russulaceae Synonymes Russula schiffneri Singer 1929 Chapeau :(3)6-10 cm, peu charnu, vite déprimé, à marge faiblement et courtement cannelée-sillonnée à la fin; cuticule cocardée, rose rougeâtre vers la périphérie, décolorée en crème ochracé au disque. Lames : assez serrées, adnées à... [Lire la suite]
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01 juillet 2015

和英菌学用語集 (1996 emend) Glossaire Myco

Ce poster, compilé à main levé d'après Josserand; Bon, Marchand, Courtecuisse, Gilbert Lannoy in Courtecuisse 1986, Clé de détermination macro. des Champ. des régions du Nord de la France.etc, est resté plus de 20 ans au mur devant mon bureau, アルブトイドゥ菌  arbutoid mycorrhiza (pl.-ae, -s) アーモンドゥ形  amygdaliform アーモンドゥ形 [形]  amygdaline アミグダリン、アーモンドゥ様 (臭いまたは味) [形]  amygdaline RNA ポリメラーゼ  RNA polymerase 藍色がかった [形]  cyanescent あいまい名 (命名上の)  ambiguous name, nomen ambiguum 青い  livid, pâle, blafard... [Lire la suite]
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