20 décembre 2016

165-175 ファ-ブルのサルノコシカケ

165-  Polyporus picipes Fries  optim.      《1888年10月9日》 解釈:  Polyporus durus Tim. 異名: Polyporus picipes Fr. 仏名: Polypore à pied couleur de poix 【木タールピッチ色の足のサルノコシカケの意】 【和名:アシグロタケ】       ファ-ブルの同定は正確である。このキノコの真っ黒い柄がそのまま種名となっている。Polyporus durus Tim. 【アシグロタケ】 の傘は径 20 cm、通常左右非対称の漏斗形で波形に屈曲し、表面は基本的にはクリ色、中央部はそれよりもっと濃い色であり、肉はかなり薄い。下面はクリーム色、孔口はきわめて微細、4 ~ 7 個/mm、円形。柄は細く、しばしば偏在、黒色(全体あるいは下部)である。       この美しいアシグロタケは広葉樹林に春から秋まで見られる一年生のキノコである。 ... [Lire la suite]

16 décembre 2016

160-164 ファ-ブルのヒラタケ属

  160-  Pleurotus ostreatus  161-  Pleurotus ostreatus      《1892年10月30日》 162-  Pleurotus ostreatus      《1891年7月に描き直す》 解釈: Pleurotus ostreatus (Jacq. : Fr.) Kummer 仏名: Pleurote en forme d'huitre,プロヴァンス語で 《 Aurheto negro 》、《 Negro 》 【カキ(貝)形のヒラタケ、黒い耳の意】 【和名:ヒラタケ、ヒラタケ属】       この三枚の図版はまだ若い Pleurotus ostreatus 【ヒラタケ】の特徴がよく表わされており、この種がもつ多様な色合が見られる。      ... [Lire la suite]
16 décembre 2016

153-159 ファ-ブルのきのこ

153-  Peziza coronaria Jacquin  《ガ-ル松林、1889年4月25日》 解釈:Sarcosphaera crassa (Santi) Pouz. 異名: S. coronaria (Jacq.) Schroet.,S. eximia (Dur. & Lév.) Maire 仏名:Pézize couronnée, Pézize étoilée 【冠をかぶったチャワンタケ、星形のチャワンタケ意】 【和名:なし】       ファ-ブルが同定した Peziza coronaria (現在は Sarcosphaera crassa)にはなんの疑問もない。この種は土にほんの僅か隠れるかまたは地面すれすれの所に生育する。子嚢盤は多少とも球形、中空で内面は肥厚し、類白色である。気象条件がよければ地上に姿を表わし、のち大きな椀形でその縁は5 ~ 10 cm の星形に深裂しながら開いていく。        ... [Lire la suite]
15 décembre 2016

144-152 ファ-ブルのきのこ

    144-    【左上】 《属、種 ? 樫上》       このキノコはひだが最初青っぽくのちさび色になるフウセンタケ属の一種であるが、正確な記載がないので同定は不可能である。それにファ-ブルが記している発生場所が《樫上》とあるのはおそらく間違いだと思われる。 【左下】 Mycena vitilis Fries 解釈:Mycena amygdalina ((Pers.) Sing. 【和名:ニオイアシナガタケ、クヌギタケ属】       Mycena amygdalina の傘は 0.5 ~ 2.5 cm、まんじゅう形あるいは円錐形のち平らになり、表面は多少とも灰褐色、ベージュ色がかった灰白色、暗褐色-黄土色、縁部はそれより薄い色合で、長い条線があり、肉は薄い。ひだはやや密、上向直生、黄白色あるいは灰白色。柄は細長く屈曲し、 4~ 12 × 0.1 ~ 0.3 cm、光沢があり、基部は根状で白色の粗長毛におおわれる。      ... [Lire la suite]
09 décembre 2016

135-143 ファーブルのきのこ

  135-  Lentinus tigrinus        《1890年9月9日》 解釈: Lentinus tigrinus  (Bull. : Fr.) Fr.  【和名:ケガワタケ、マツオウジ属】         Lentinus tigrinus 【ケガワタケ】は、中型の材上性のキノコで、傘の表面は白色で、褐色の鱗片が虎斑状に散在し(種名 tigrinus の由来)、肉は弾力性があり、ひだの縁はしばしば鈍鋸歯状、胞子紋は白色。ほのかに新鮮なバタ-臭がするという人もいる。この種は沼地の近くの caprea グル-プのヤナギ類の朽ち木に発生する。       菌学的に見てケガワタケは、近種のものに比べて明確な特徴を有することから優良種と言えよう(《優良種》といっても食用的にではない!)。しかしこの種を何処に所属させるかで作家の意見は一致していない。一方は  Lentinus 属【マツオウジ属】とし、他方は ... [Lire la suite]
09 décembre 2016

ジャン・アンリ・ファーブルのきのこ

見ること、知ること、それは生の根源を理解し解明することである。ファーブルを魅了するのは起源であり、それは生き続けるための苦しい闘争である。《幼虫 は白っぽくて裸、それに盲目といえば地下生活の常で、その姿は槍の先のようであり少々オサムシを思わせる。黒い顎は強靭で優れた解剖用の挟みであ る...》とファーブルは甲虫目の幼虫について書いている(昆虫記6巻「モンシデムシ」)。幼虫はすでにまばゆいばかりに武装しているが、しかしまだ自立 にはいたらず、成虫になる前のこの最初の段階から、さなぎへと変身していくための準備期間には目を見張るものがある。《産着に包み込まれたミイラのような幼虫は、不動のまま蘇生するのを待っている。柔らかい肉はほとんど液体に近く、両脇から延びた水晶のように透明な四肢は不動のままで、ほんの僅かの動きさえも、このえも言われぬ繊細な仕事に支障をきたすことを恐れるかのようである。このような幼虫が、われわれの知っている昆虫に変身するという不思議が、ファーブルの好奇心をいたく刺激したことは確かである。

01 décembre 2016

The bitter End... l'amertume de la mort par l'Hypholome en touffes ニガクリタ

 En 1983, à Aomori (Japon), une famille de 6 personnes se partage un plat de ces champignons, cuits en tsukudani (mijotés longuement dans un mélange de sauce de soja et de sucre). Trois des enfants, âgés de 5,7 et 10 ans décèdent deux jours après. L'aînée, 13 ans décède quatre jours après ingestion. Tous les quatre ont présenté 6-8 heures après le repas les symptômes suivants : - picotements de la langue,- vomissements violents,- convulsions, - coma avec reprise de conscience momentanée,- appariition de tâches violettes sur... [Lire la suite]
06 novembre 2016

Noms japonais de champignons par Rokuya Imazeki

Rokuya Imazéki et Rolf Singer en octobre 1984. Photo par Gary Lincoff 今関六也 Rokuya Imazeki 1973 - Japanese mushroom names(Transactions of the Asiatic Society of Japan, 3rd ser., v. 11, pp. 25-80)Ⅰ. Sept noms japonais pour désigner les champignons1.    Ki-no-ko  木の子, 菌, 蕈, 茸        C'est le terme le plus commun désignant l'ensemble des champignons. Kinoko signifiant textuellement  « enfant de l'arbre », on peut concevoir qu'il s'appliquait à l'origine aux seuls... [Lire la suite]
Posté par Ki-no-ko Fungi à 07:01 - Commentaires [0] - Permalien [#]
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11 juillet 2016

虫とキノコ 91-96 Insectes et Champignons de J.-H. Fabre

【絵】 チャワンタケ属の一種、Holmskjold から、1799年。     「トリュフを生む蝿」の論争がこれほど盛んであれば、だれもが興味を示すだろうが、昆虫学者であり菌学者のファ-ブルが、虫とキノコの関係について深い関心を持ったのは当然である。ある種の虫は、その食料であるいくつかのキノコと従属関係にあるので、ファ-ブルは先ず、特にトリュフやその他の地中性のキノコを調べた。     《甲虫目の中で、キノコを餌とする一番面白い虫はフランスムネアカコガネ(Bolbocera gallicus Muls.)である。この虫の習性や、小鳥のようなピィピィという歌声、食べ慣れた地中性の Hydnocystis arenaria Tul. 【砂地のジマメタケ】を求めて縦に井戸を掘ることなどは、前にも書いた通りである。また彼らはトリュフ類も大好物である。私はこの虫が彼の城館の奥深くで、ハシバミの実ほどの本物のセイヨウショウロ属の  Tuber requienii Tul.... [Lire la suite]
11 mai 2016

36-44 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (イグチ 3)

36 -   B. pachypus     《1890年9月20日  -  ブルイエール【地名】》解釈:不確か、Boletus torosus Fr. ?異名:Boletus xanthocyaneus (Ramain) ex Romagn.【和名:なし、(イグチ属)】       この図版は、私達をまだ大いに議論されている不確かな世界に導いていく。それは赤色や黄色の孔口を有し、肉は空気に触れるとすぐ青変する大型のイグチで、一般には Boletus satanas  と同じだと思われている。火を通すと食用になるが、珍しいキノコなので、その保護のためにできるだけ採らないほうがいい。       この膨大なイグチの主な特徴は、少しオリーブ色がかった傘と、赤葡萄酒色がかった柄の下部以外は子実体全部が黄色である。柄には美しい網目があり、肉は強く青変する。       最近の菌学者の解釈では、それはおそらく ... [Lire la suite]