12 janvier 2018

p. 87-89《トリュフ を生む蝿》 の論争 La polémique de la « mouche truffigène »

【絵】トリュフ類。「Fungi Hypogaei」 から、テュラーヌ兄弟、1851年。Truffes, in L. R. & C. Tulasne 1851 《トリュフ を生む蝿》 の論争  La polémique de la "mouche truffigène"                       ファ-ブルが二番目に出したキノコに関する研究文は、昆虫学の権威であると同時に菌学の識者である彼に助けを求めてきた、ヴォクリューズ県の農業・園芸協会の会長イスナール侯爵の依頼により書かれたものである。これはやがてファ-ブルが傾注していく「昆虫とキノコのかかわり」の研究への序幕であった。しかしそれは、彼がオランジュの滞在を経て、さらにセリニャンに引退し、本当の菌学の作品であるキノコの水彩画を描くまで待たねばならなかったトリュフの発生地には、さまざまな双翅目の中でもしばしば  Helomyza [エロミザ]... [Lire la suite]

12 janvier 2018

p.83-90 ジャン・アンリ ファ-ブルの菌学の作品 l'oeuvre mycologique de J.H. Fabre

     【83】   菌学者ジャン・アンリ・ファ-ブル!実際には、彼をこう呼んでも別に驚くことではないのだが、かの有名な大作である昆虫学の著作に隠れて、彼がキノコに興味を持っていたことはほとんど知られていないからである。いつの時代にも、キノコは人に不思議な魅力を感じさせてきた。ギリシャ・ロ-マ時代の作家達はキノコについて多くの突飛な理論をでっちあげたし、また今日でも、自分の庭にキノコが生えているのを見ると嬉しい驚きを覚える。さらに森の小道などでふと遠くにキノコを見つけて駆けつけ「ああ、ツマラナイタケだ!」と足蹴にしたとしても、それもやはりキノコに魅せられた証だと言えよう。   私達でもこうなのだから、自然に対する旺盛な好奇心の持ち主のファ-ブルが、キノコに大きな関心を持ったのもまったく当然であり、もちろんそれは幼い頃からであったとファ-ブルは晩年語っている。 ... [Lire la suite]
09 janvier 2018

113-117 ファーブルのアセタケ, Inocybes de J.-H. Fabre

  113-  Inocybe trinii        《1891年6月1日、ククルドン【地名】》 解釈: Inocybe Patouillardii Bres. 異名: Inocybe lateritia Rick.,Inocybe erubescens Blytt. ss. Kuyper 仏名: INOCYBE DE PATOUILLARD【Patouillard 氏のアセタケの意】 【和名:なし、アセタケ属】       通常アセタケ属は個体同士が非常に似通っていて同定が微妙だが、《Patouillard 氏のアセタケ》はかなり簡単に見分けがつく種である。ファ-ブルの図版には、成塾した素晴らしい二本のキノコと断面図が描かれている。図版も含めてこの種の全体の特徴を見てみよう:   -傘は厚く、白色、若い子実体では少し黄色っぽく、成長に伴って、この図版のように、一部あるいは全体に多少とも赤色-鮮朱色の色合が広がる。表面は鱗片ではないが光沢のある微繊維におおわれる。傘の径は 2 ~10 cm... [Lire la suite]
08 janvier 2018

16-22 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (1)

    16 - Armillaria mellea 《1890年10月6日》Editer ce message 17 -   Armillaria mellea  《1890年10月29日》 解釈:Armillaria mellea (Vahl. : Fr.) Kummer 仏名:Armillaire couleur de miel 【蜂蜜色ナラタケの意】 【和名:ナラタケ  (ナラタケ属)】       この二枚の図版はかなり図式的だが、ナラタケであることがよくわかる。成長した子実体では傘はしばしば破れていて、乾燥時に採集したことがわかる。ファ-ブルは傘の詳細を簡略化して、典型的な特徴である褐色を帯びた微細綿毛を描かなかったと思われる。       ここに見られるキノコは痩せ型で、柄が褐色であり、17番の図版のつばは黄色だが16番のそれは白色であるところから、採集後しばらくたったものを描いたと思われる。      ... [Lire la suite]
08 janvier 2018

23-30 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (イグチ 1)

23 -  Boletus flavidus Fries        《1889年11月21日》解釈: Boletus granulatus L. : Fr. [=Suillus granulatus (L. : Fr.) Roussel]【和名:チチアワタケ(ヌメリイグチ属)】       この図版にファ-ブルが付けた名前は正確ではない。この種を類別した Fries と他の作者にとって Boletus flavidus はつばを持つキノコである。この間違いが何に所以するのか解らないが、一つ推測できるのは、ファ-ブルは、Quélet のフロラ (Champignons du Jura et des Vosges, supplément,1880年)を参照し、それには、残念ながら、つばのことは書かれていないのである。      ... [Lire la suite]
08 janvier 2018

31-35 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (イグチ 2)

31 -  B. subtomentosus         《1890年9月20日》解釈: Boletus radicans  Pers. : Fr.       このキノコの特徴は28番の図版を参照。       ファ-ブルは28、29、30番では Boletus candicans としているが、ここでは Boletus subtomentosus 【アワタケ】と呼んでいる。しかし、これは現代解釈で Boletus radicans (=ファ-ブルにとっては candicans)であり、それはアワタケと対立する多くの特徴が確認されている: 傘の肉と管孔部は厚すぎる。 管孔部と柄との関係は《離生》タイプ(管孔は小さな谷で柄と離れているが、アワタケのはやや垂生)である。 管孔は細すぎる。 柄の下部の形はアワタケのものではなく、柄もずんぐりしすぎている。 肉の青変が少し強すぎる。 ... [Lire la suite]

08 janvier 2018

36-44 Bolets de J.-H. Fabre ファーブルのきのこ (イグチ 3)

36 -   B. pachypus   《1890年9月20日  -  ブルイエール【地名】》解釈:不確か、Boletus torosus Fr. ?異名:Boletus xanthocyaneus (Ramain) ex Romagn.【和名:なし、(イグチ属)】       この図版は、私達をまだ大いに議論されている不確かな世界に導いていく。それは赤色や黄色の孔口を有し、肉は空気に触れるとすぐ青変する大型のイグチで、一般には Boletus satanas と同じだと思われている。火を通すと食用になるが、珍しいキノコなので、その保護のためにできるだけ採らないほうがいい。       この膨大なイグチの主な特徴は、少しオリーブ色がかった傘と、赤葡萄酒色がかった柄の下部以外は子実体全部が黄色である。柄には美しい網目があり、肉は強く青変する。       最近の菌学者の解釈では、それはおそらく Boletus torosus... [Lire la suite]
04 janvier 2018

197-215 ファ-ブルのシメジ類 Lépistes et Tricholomes de J.-H. Fabre

197-  Tricholoma sordidum    《リユベロン地方のボニイュ辺り、1892年1月1日》 解釈: Lepista saeva (Fr.) Orton 異名: Lepista personata (Fr. : Fr.) Cke. ss. auct.,Rhodopaxillus saevus (Fr.) Maire 【和名:オオムラサキシメジ、ムラサキシメジ属】       ファ-ブルはこのキノコを Tricholoma sordidum と同定したが、当時は Lepista 属【ムラサキシメジ属】は存在せず、Tricholoma 属【キシメジ属】だけであった。現在は Lepista sordida (Schum. : Fr.) Sing. 【コムラサキシメジ】と呼ばれる。しかし図版のキノコはコムラサキシメジにしては頑丈で、肉も厚くまた色合いも異なるところから、むしろ Lepista saeva (Fr.) Orton 【オオムラサキシメジ】ではないかと思われる。       L.... [Lire la suite]
23 décembre 2017

Amanite ibotengutaké (イボテングタケ)

Amanita ibotengutake T. Oda, C. Tanaka & M. Tsuda (2002) T. , Mycological progress, 1(4), p. 360    Amanite ibotengutaké (イボテングタケ), Panthère verruqueuse, Panthère des pins       Basidiomycota / Agaricomycetes / Agaricales / Amanitaceae Synonymes Amanita pantherina ss. auct. Japon. p.p. Chapeau 7-16(20) cm, hémisphérique, puis convexe à plan, à marge souvent enroulée; cuticule brun foncé à brun jaunâtre ou brun... [Lire la suite]
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05 décembre 2017

Bolet de Ravenel キイロイグチ

Pulveroboletus ravenelii (Berk. & M.A. Curtis) Murrill 1909   Bolet de Ravenel, Bolet soufré pulvérulent (キイロイグチ)       Basidiomycota / Agaricomycetes / Boletales / Boletaceae Synonymes: Boletus ravenelii Berk. & M.A.Curtis 1853 Chapeau 4-10 (13) cm de diamètre, brusquement arrondi à convexe, puis incomplètement étalé. Revêtement sec, glabre, devenant viscidule par l'humidité, densément recouvert de particules... [Lire la suite]
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